グラディーヴァ(16牝/角居勝彦厩舎)
3代母がオークス馬エアグルーヴ。母は東京芝マイルでデビュー勝ちもキャリア2戦で引退。父ノヴェリストの半姉ノッテステラータは中央未勝利のまま盛岡に移籍し芝短距離で5勝。父ハービンジャーの叔父サトノリュウガは京都芝中長距離で2勝、同じくドリームチェイサーも京都芝2000mで1勝している。父ハービンジャー×母父ディープインパクトの出世頭ケイティクレバーも芝2000mで3勝。血統には筋が通っており、芝中距離向きだろう。
2018/12/22 2歳新馬 阪神芝1800m 18頭 稍 1着(6人気)
1:49.9=36.6-38.2-35.1(CC)
グレイスアン(16牝/斎藤誠厩舎)
3代母Katiesはヒシアマゾンなどを産んだ名牝。一族からはほかにもアドマイヤムーンが出ている。父ダイワメジャーの半姉ユアスイスイは芝短距離で3勝。配合的には芝中距離で5勝し函館記念でも2着したケイティープライド(ディープインパクト×フレンチデピュティ×ケイティーズファースト)に近いが、ディープブリランテ×ファルブラヴに替わってキレという点では劣りそう。
2018/11/24 2歳新馬 東京芝1600m 18頭 良 1着(1人気)
1:36.7=36.9-25.3-34.5(SLC)
抜群のスタートからハナを譲って2番手の外を追走。折り合いもスムーズ。直線に向いても楽な手応えで後続を待つ余裕。残り300mくらいで追い出すが、手応えほどに目立った伸びではなかった。道中のペースが緩かったことを考えればもっと突き放せてもよかった印象だが、この週は芝13鞍で中団からの差し馬が14連対。差し有利の馬場の影響もあったか。
1着 グレイスアン(戸崎圭太騎手)
「おとなしくて賢くて乗りやすい馬です。楽な感じで勝てましたし、距離を延ばしてもいいと思います」
2019/01/12 フェアリーS 中山芝1600m 16頭 良 3着(5人気)
1:36.0=36.1-24.6-35.3
7枠13番から今回も抜群のスタートで好位の外。前に馬を置けない分行きたがるが懸命になだめる。直線は一旦先頭。外から差してきた馬が上位を占める中、先行馬では最先着を果たす。キレを求められる条件よりパワーで押しきれるレースの方が合っていそうだが、そうするとこの距離は1ハロン長いかもしれない。
3着 グレイスアン(戸崎圭太騎手)
「良い感じでいけたのでしのぎたかったのですが残念です。テンションはそれほど上がらず、むしろ前向きさが出て良かったです」
イルジオーネ(16牝/武藤善則厩舎)
母ネオイリュージョンはダービー馬キングカメハメハの半妹。父ワークフォースがキングマンボ系だからキングカメハメハに非常に近い血統構成だが、間にサドラーズウェルズやアレッジド、ネオユニヴァースが入った分、より重たい印象。全兄タスクフォースはダート中距離で2勝。父エイシンフラッシュ(その父キングズベスト)で似た配合の半姉アドマイヤカラットは芝中距離で未勝利勝ち。芝ダートとも中距離以上、スタミナの問われる流れに向くと思われる。
2018/06/24 2歳新馬 東京芝1800m 14頭 重 6着(6人気)
1:50.5=37.1-38.5-34.9(CC)
6枠10番から素晴らしいスタートも、スピードの乗りがよくなくポジションを下げて9番手。やや首の高い走り。直線に入ってもフラフラ。最終的に進路を内にとり、ジリジリと伸びるも差を詰めるには至らず。
2018/09/15 2歳未勝利 中山ダ1800m 15頭 稍重 1着(1人気)
1:56.0=37.6-38.9-39.4(DE)
スタートはまずまずだがダートに替わった今回も行き脚があまりつかずに後方から。初戦同様フワフワした走りだが追走は幾分スムーズに。残り800mで仕掛けられて外を捲っていき、直線入り口では先頭に並びかける。さすがに最後は詰め寄られたが長く脚を使った。追走スピードを考えると距離はもっとあっても良さそう。3ヶ月ぶりの初ダートで人気していたことから攻め馬は走るタイプのよう。
1着 イルジオーネ(北村宏司騎手)
「自分のペースで手応えよくレースができました。4コーナーで自分で動いて行って最後に苦しくなりましたが、よく頑張ってくれました」
2018/11/01 北海道2歳優駿 門別ダ1800m 13頭 稍 9着(3人気)
まずまずのスタートから押してポジションを取りに行くが叶わず7番手。道中も追走に苦しみ前から離される。見せ場なし。実力不足だしスピード不足。